<  目立て 

このホームページを開設し20年を超えています。

これまでに お買い求め下さった方々からの目立て依頼が年々、増えています。

毎年、シーズンオフに依頼される方がいらっしゃいますし、ほぼ三年ごと、それ以上の方もいらっしゃいます

鋸の需要が激減し、比例するかのように職人さんが廃業せざるを得なくなりました。

このページを参考にして目立ては自分でも出来る」とトライして下さる事を期待して開設したのです。

特にお若い方々に身につけて頂けたらホームページ開設の意義あり、目的達成!と成ります。

しかし 問題 ・ リスクが有ります

目立て依頼で手元に届いた鋸の内、目立てをしない年月が長かった鋸に よく見られるのは、

御自身でヤスリを使って目の形・角度を悪くしてしまった鋸です。

覚えるため・身につける為には失敗も勉強ではありますが目立て作業の完了」を急がないで頂きたいのです。

基本は <元々の形を変えない事 >です 

やり易い箇所は強くヤスリが作用する・逆な箇所では弱くなる−−−− その結果!

目の角度が変わる・変形する −−−−に繋がってしまいます。

< そこで提案です 

鋸の頭部でも元部でもいいので、一寸程だけを仕上げてみて下さい

表側、裏側からの下刃・上刃・上目−−−全6行程。

刃渡り全体の内、成し終えた一寸ほどを「形は? 角度は?」とシッカリ見て欲しいのです。

具合が悪いところが目に付いたら、原因を探って下さい。

刃渡りサイズ全てを終えてから変形などに気付いてからでは遅いです。

どこをどうしたら良く見えるか?が判れば、手直しが出来ます。  結果  バンザイ !!!

リスクは「アサリ出し」で目を折ってしまうこと デス

鎚が当たる箇所が金床から浮いてはいけません。

勿論、隣の目を打ってはなりませぬ(?)要注意!

実家帰りになる鋸達を目にしますとおぉ頑張って役立っていたか?」と話かけてしまいます。

良く手入れされているなぁと感じ取る事が出来る鋸を見ますと安堵します。

これからも役立つ道具たれよっ」 目立て作業にも心が入り込みます。


 

「依頼する方法は?」                                                   

−−−−−−−とのメールやお電話をちょうだいします。             

常々お伝えする事になる事を記します

 

・両刃鋸は XX円 ・腰鋸は XX円   ーーー と決める事は出来ません。

出来るだけ安い料金にしたい気持ちがありますので一概に表示する事はありません

職人仕事の特徴で、程度によって所用時間も難度も違うのに安易な設定は出来ません。

ひどい変形だったり目が折れていて根本まで無くなっている場合もあります。

ひたすら擦り込むしか有りません。

ヤスリを多く使う事になります。

料金に加算せざるを得なくなります。

逆に、刃の痛みの無く、焼きが甘い鋸でスンナリと仕上げられれば¥1000でも良いのです

若い頃に同業者から「それでは安すぎる」と苦情を貰いました。

でも 「簡単に出来るのに高額請求は出来ないよ」と突っぱねました。

 

「両刃鋸は XX円」と高めの設定にしてしまうと依頼主の負担が大きくなります。

納品後「これで良いのですか?」とのメールを受ける事がありますが、−−−いいんです。

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具体的な進め方は以下の方法です

鋸の状態・目の状態を知らせて頂きます。                              

TXT文・写真貼付(目の損傷が有れば、アップ画像)

それをチェックした私から見積料金をお知らせします。                       

仕上げた後、お返しする際の送料が加算されます。

代引き料金が¥350程ですので、その負担をなくす為に鋸をご送付下さる際に

多めにお金を入れて頂き、仕上げた鋸にお釣りを同胞してお返しする事が多いです。

勿論ですが、代引き料金が加算されても良い方には、普通に宅配便で送って頂き

当方からは、郵便の代金引換便での発送となります。

尚 送られてきた現品をチェックした結果、手を掛けて出費するのが勿体ない!−−−とか

刃先だけに特殊熱処理を施した鋸である為に、ヤスリが効かず目立て不能−−等の場合は

その旨をメールでお知らせ致します。

メールやり取り後にキャンセルは構いません。

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料金の見当が付かないのは困るかも知れませんので、おおよその目安として記します

手曲がり鋸

枝切など目が細かいものや

傷んでいるものは程度により

加算されます

 尺1寸以下 〜 ¥1,500

 尺3寸以下 〜 ¥1,800

 尺6寸以下 〜 ¥2,500

 尺7寸以上 〜 ¥3,000〜

大工鋸 (両刃)

導付き鋸

 ¥2,000 〜

 刃の痛み具合で加算されます

 下記より お問い合わせください

 

ご不明な点につきましては、メール・お電話にて願います。

Email = tino@cap.ocn.ne.jp    090-9422-0499

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