オークションで落札した鋸の目を
どのようにして形を整え、刃を付けるか?
ご覧下さい。
狂い除去なども要しますが、ここでは 目立てを主とします。
先ずは「ガガリ鋸」です
横挽きの刃の全体図です。 「此処から先」と書いたラインの 上部はヤスリで摺り減らします。 緑線の内部だけを活かして、 縦挽きの刃 に作り上げます。 ガガリ鋸になります。 |
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最初の工程は「ひっこき」 です。
ヤスリの面を長い状態にして鋸の目の先端を削ります。
ひっこき工程で 光って見えるのが ヤスリで削られた箇所。 まだまだ足りません。 この後、すぐに最元の 小さい光部は無くなります。 |
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上図の「不要な部分」と書いた部分を削る 〜 ひっこく 〜 又、不要な部分を削る 〜 ひっこく 〜 又、不要な部分を削る ,,,, |
途中では、下の写真のように なるのを目にします。 |
黒い部分に光っている処が見えたり凹んでいるのが見えます。
これは、下の写真のように{隣の目の領域}にヤスリを喰い込ませてしまったからです。
古い鋸は良い鋼を使用していますから、1mm分を減らすには容易ではありません。
(但し! 安物なら 「楽だった〜」です)
下のようになれば、間もなくアサリ出しに進められます もう少しだ ガンバ! ,,,,,です。 |
次に マド鋸です
最初は この状態です。 既に判りますが 拡大しますと 下の状態です。 |
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とても素人さんでは 修正は 、、、、、無理でしょう! |
ひっこき を繰り返しながら、ひたすら目の形状を作ります。 | ||
上の2枚は、違いが無いように見えますが
ヤスリ使用時間は長かったんですよ。
充分な熱処理を施してある鋸ですから。
なかなか 減らないんです。 硬いから。
ここまで進めると「先が見えた!」
やっただけの結果が想像できるのが楽しいのかも知れません。
修正完了! 油染みボロで錆防止 |
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以上が変形させてしまった目を修正し、刃を付ける為の作業です。
オークション サイトはシッカリ見てください。
私は自分で施せますので、今後もチェックしてまいります。
良い鋼の製品が「黒い・錆びてる!」だけで無視されるのが辛いから。
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2016/08/27